トリックスター

学校のクラスには、大抵一人くらいは問題児と呼ばれる子どもがいます。 その問題児は、先生のいうことを聞かず、秩序を破り、いたずらが大好きで、悪賢いのですが、自分がしかけた罠に自分がかかってしまうようなドジな面も持ち合わせています。 そして、茶目っ気があり、なんとなく憎めない存在で、 新しい遊びを作り出す才能を発揮したりします。 このような性格を「トリックスター」という観点から見ると、 破壊者と改革者の二面性を持つことが分かります。 トリックスターとは、神話や昔話の中で、 神や自然界の秩序を破り、物語を引っ掻き回すいたずら物として描かれています。 このような性格を持つトリックスターは、芸術家などに・・・

ピーターパン・シンドローム

ピーターパン・シンドロームは、 年齢的には大人であっても、行動や感情が自己中心的な幼児のままである男性のことをいいます。 ピーターパン症候群とも呼ばれているピーターパン・シンドロームの男性は、我が強いわりに主張することが苦手で、 対人関係をウマく結ぶことができず、職場でも孤立してしまいがちです。 そして、いやなことがあると仕事をおろそかにしたり、 家に帰ると不満を家族にぶつけたり、暴力行為に至ることもあります。 そのくせ、親に依存していて、甘えたいときに甘える・・・というようなタイプです。 つまり、ピーターパン・シンドローム(ピーターパン症候群)の男性は、 精神的に未熟であり、ナルシシズムで無・・・

妄想

妄想 妄想とは、精神医学では「事実とは違うことを本気で事実と思い込むこと。」をいいます。 妄想は、躁病、うつ病、統合失調症等の精神疾患、 ある種類のてんかんや認知症、薬物中毒などが原因になります。 妄想を生じていると、その思い込みは事実と異なると言う証拠を示しても、頑として認めようとはしません。 たとえば、「私はガンだ」という妄想を生じている人に対して、 「健康である」という診断書を見せても、 「検査ミスだ。」、「他の人と間違えている。」などと主張します。 そして、周囲にその妄想が間違っているということを諭されても、 決して聞き入れることができません。 妄想の種類 誇大妄想 誇大妄想は、自己を・・・

空想

空想は、本人に「現実と異なる」という認識があります。 よく似ているものに「妄想」がありますが、 妄想の場合は、事実とは違うことを本気で思いこんでいるので、 現実と異なると言う認識はありません。 さて、空想は、仕事が辛かったり、人間関係でトラブルがあるなどすると、その直面した困難から心を安定させるために、 空想の世界に浸るというものです。 つまり、心の防衛機能=空想です。 空想の世界に逃避する「逃避癖」は、習慣化するのが問題です。 困ったことがあるたびに空想の世界に逃げ込んでしまうので、 問題はいつまでたっても解決しません。 ですから、「やるべきことができない人」というレッテルを貼られ、 社会的・・・

老女優症候群と更年期障害

年をとるにつれて老いていくことが受け入れられず、 アルコール依存や薬物中毒などの深刻な神経症にかかったり、 アンチエイジング商品に走るなどの女性が増えています。 老女優症候群とは、特に若い頃に美人!きれいなひと!ともてはやされた人が、若さを失い、容姿が衰えていくことに人格を否定されているような感じがしてしまい、若さを留めようとアンチエイジングに走ることをいいます。 女性は、この老女優症候群と更年期障害が時期が重なるので、 症状が悪化してしまうことが少なくありません。 更年期障害には、ホルモンの乱れが自律神経失調症を招く自律神経性更年期障害と、心の問題が原因で心身緊張が起こり、自律神経失調症のよ・・・

ジョハリの窓

アメリカの心理学者であるジョセフ・ルフトとハリー・インガムが、 ヒトの自己の領域を格子窓のようだと捉え、4つの窓に分けました。 ジョハリの窓 (1) 開放の窓 他人も自分も知っている公開された自己の部分。 あなたがオープンにしている部分。 (2) 盲点の窓 自分では気がつかないが、他人は知っている部分。 (3) 秘密の窓 自分は知っているが、他人は知らない部分。 人に隠していることなど。 (4) 未知の窓 自分も他人も知らない無意識な領域や抑圧された部分、埋もれた才能など。 自分の性格は、自分が一番よく知っていて当然ですし、 自分が一番知っていると思うのが普通です。 ジョハリの窓はこのようにな・・・

五月病

五月病とは、新学期や入社の時期から一ヶ月くらい経った頃、 無気力で勉強や仕事に実が入らない、 集中力がなくなるなどの症状が出てくることをいいます。 この五月病は、自己防衛反応の一種であるといわれ、 「辛い現実から逃げたい」という思う心が起こす症状だといわれています。 さて、五月病とは俗称で、 専門的には「アパシー・シンドローム」といわれています。 そして、企業などに入社した新人社員がゴールデンウィーク明けごろから 仕事に対する意欲をなくし、無気力になる状態を 「サラリーマン・アパシー」といい、 受験勉強を経てやっと入学した新入生がゴールデンウィーク明けごろから 仕事に対する意欲をなくし、無気力・・・

カレン・ホーナイの神経症的な性格分類

アメリカの心理学者であるカレン・ホーナイは、 対人関係における距離のとりかたから、 神経症的な性格を3つのタイプに分類しています。 自己主張型(自己拡大的支配型) 自分が優秀であることに誇りを持っていて、 何かというと、「自分が」と自己主張するタイプです。 このタイプは、自慢話が多く、自己陶酔する完全主義者で、 自分が欲しいものに向かって積極的に行動します。 追従型(自己収縮的依存型) 自己主張をせず、なるべく目立たないように行動するタイプです。 人に勝つことを好まず、みんなと一緒であろうとします。 協調性に優れ、周囲との和を大切にしますが、 自分を過小評価しすぎる点があり、他人の評価に影響さ・・・

マズローの欲求5段階説

アメリカの心理学者マズローは、ヒトの欲求を5つの階層に分けて考えました。 そして、下層の欲求が満たされると、一つ上の階層の欲求が芽生えるというように、欲求はステップアップし、最終的に、自己実現の欲求に向かっていくと説いています。 マズローは、人間性心理学の生みの親とされる心理学者です。 マズローが唱えた欲求5段階説は、 自己実現理論とも呼ばれていて、心理学のみならず、 経営学など、様々な分野でも活用されています。 マズローの欲求5段階説 (1) 生理的欲求 生理的欲求は、最も下層の階層です。 食欲や睡眠欲、性欲など、生命維持のための根源的な欲求です。 (2) 安全の欲求 本能的な欲求が満たされ・・・

対人恐怖症

対人恐怖症は、神経症の一つで、社会不安障害とも呼ばれます。 軽度の場合は、「あがり症」といいます。 対人恐怖症の主な症状は、人前で何かをすることに、 極度の緊張と恐怖を覚える、赤面する、冷汗が出るなどです。 もし、対人恐怖症の傾向があるという場合は、 「ウマく出来なくても良い。」と、開き直ってしまうと良いでしょう。 自分が思うほど、人は自分を見ていないものです。 人を意識しすぎるがあまり起こってしまう恐怖症ですから、 あまり意識しないようにしてみましょう。 対人恐怖症の主な症状 赤面恐怖症 赤面恐怖症は、人前で顔や耳が赤くなるというものです。 そして、その状態を人から笑われるのではないかと 過・・・

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